えっ、風邪をひくと10月からは2万円かかる?

発熱外来の支払いが大幅に上がることをご存じですか

現在コロナ第9波の拡大で、各病院で連日発熱外来が大混雑しております。皆さんは保険診療の患者負担額を知っていますか。
現在は初診料、トリアージ料、PCR検査料(保険点数700点=法定単価7000円)などがかかりますので、3割負担の場合の支払いは約5000円となり、コロナPCR検査が陽性であれば、公費(無料)でゾコーバなどの抗ウイルス薬が処方できます💊

10月からは公費でお薬が出ませんので、ゾコーバ51860円の薬価の3割の15558円が自己負担に上乗せされ、窓口での支払いは2万円を超えることになります💦

コロナもインフルエンザもその他の風邪も、症状からは診断不可能なので、今はどこの病院でも発熱外来対応で、一般患者と同じ待合室には入れてもらえません。

真面目な先生方は、患者が来たら検査をして正しい診断をして治療しようとしますし、不真面目な先生は、重症じゃなければ寝てれば治るのだから、わざわざ来ないでよという判断をします。立派な先生方は患者さんの病気の治療には大活躍しますが、お財布には貢献してくれません。

まだ夏真っ盛りですが、これから寒くなってくると、毎年風邪や肺炎患者、肺炎によって亡くなる高齢者の方が増えてきます。

クーポン券が届くコロナだけではなく、インフルエンザ、肺炎球菌などの有効なワクチンがあります。
毎年10月からインフルエンザ予防接種が始まります。
病気にかかって苦しい思いをして、たくさんのお金がかかることになるより、自費でワクチンを打っておいたほうがお得かもしれませんね🤔💭

自費診療に関しては、行政も偉い先生方も積極的にはお勧めしておりません。保険医療機関である当院においても、保険診療が最優先ですので自費診療は希望者のみに対応する方針で診療しておりますが、自費のワクチン接種に関心のある方の相談も随時受け付けております😌✨