キャップバックス(PCV21)の日本発売日が決定

今年の成人向け目玉ワクチンの情報です。

アメリカではすでに使用されている肺炎球菌の新ワクチン、キャップバックス(PCV21)の日本発売日が10月20日に決まりました。 10月下旬発売となりました。(9/29訂正)

現在国の定期接種で使われているニューモバックスNP(PPSV23)は40年前にできたお薬で、肺炎球菌のカバー率56%、予防効果5年ですが、キャップバックスはカバー率80%終生免疫が得られるお薬であるため、かなりの性能upです。しかも価格は従来品とほぼ同様の1万円前後になる見通しなので、コスパもかなりいいです。

当院では現時点では最大予防効果の観点からバクニュバンス(PCV15)+キャップバックス(PCV21)の組み合わせ接種を推奨(約2万円で、肺炎球菌カバー率約90%の終生免疫が得られます)しておりますが、政府の方針では(法改正では)国の費用対効果の観点から定期接種に組み込まれるワクチンは単剤になる見通しです。関連学会のガイドラインも費用対効果の観点を考慮したものに改定されると思われます。

注※キャプバックスは法改正されるまで定期接種で使用することはできません。

(参考:厚生労働省ホームページ、ワクチン分科会議事録)

接種料 税込み¥9000~¥12000 (満65歳の方のみ、2500円 ※春日部市)

当院ではWebサイトから来院の予約ができます